華やかな習わし

華やかな習わし
庶民が願いを込めた雛祭りの傘福

農民たちが起こし伝承する土着芸能~黒森歌舞伎と松山能~

全国から観客が足を運ぶ黒森歌舞伎

「黒森歌舞伎」は、江戸時代の中頃に農民たちが一座をなし、以降伝え続けているものです。農村歌舞伎は全国でも珍しくありませんが、黒森歌舞伎は旧暦の正月(2月)に、降りしきる雪の中行われるという唯一のもの。普段は農家や会社勤めの人々が役者となり、古くから地元に伝わる演目を奉納します。一方、「松山能」は参勤交代で江戸勤めとなった庄内藩士たちが江戸で習得し地元に伝えたのが始まりです。武士能として盛んに上演されていましたが、明治期以降は町方能として広く親しまれています。現在は年3回の上演で、雪の中での大寒能、薪の灯りが幻想的な薪能、夏の上演奉納祭と、どれも風情豊かな上演を楽しむことができます。


今に残る粋なおもてなし~酒田舞娘~

相馬屋として古くから賑わった「相馬樓」

舞妓さんといえば京都を連想する人が多いと思いますが、酒田にも「酒田舞娘」がいます。北前船の行き来が盛んだった頃に、京から入ってきた文化で、芸に磨きのかかった酒田舞娘は、京や江戸にも知られた存在だったといいます。戦後、一時は廃れてしまった酒田の花柳界ですが、平成に入ってから「舞娘さん制度」として復活し酒田の町に華を添えています。江戸時代から料亭として賑わった「相馬樓」では、酒田舞娘たちの艶やかな芸を楽しむことができます。中でも「酒田甚句」や「庄内おばこ」といった酒田の踊りは、酒田を訪れたらぜひ見てほしい踊りです。



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